差別と戦争を忘れた政治屋どもに告ぐ!去れ!!「LIVE AT MOERS FESTIVAL:メルス・ニュー・ジャズ・フェスティバル’80」高柳昌行NEW DIRECTION UNITの語るもの
鳩山由紀夫は2日午後の衆院予算委員会で、「高校無償化法案の対象に朝鮮学校を含めるかどうか」に関連し、朝鮮学校の生徒との面会を検討する考えを示しました。社民党の阿部知子政審会長の質問に答えたものですが、「友愛」などチャンチャラ可笑しい。
鳩山の差別体質は2月25日に「どういうことを教えておられるか必ずしも見えない」と朝鮮学校を対象外とする方向を示唆した発言で端無くも露呈しました。
阿部氏は、鳩山発言に触れ、「首相の真意が伝わっていないのではないか。ぜひ朝鮮学校の子供たちに会ってほしい」と求めた。首相は「必ずしも私の発言の真意が伝わっていないかもしれない。(対象を定めた)省令を決める前に、子供たちに会うことは私としても大いに結構だ」と述べたとの事。
普段は差別に厳しい小児科医の阿部知子氏が“塩”というより、助け舟を出した格好です。
本来であれば中井氏が拉致問題との関係であのような横槍を入れざるを得なかったときに、「友愛の精神に反する」と往なせば済んだものを。
差別と戦争に対する能天気ぶりを暴露してしまったのです。
自民党政治を脱却したと思ったら、マタゾロこれです。
民主党の政治家にどれほど戦争と差別に真摯に向き合ってきた者たちがいたのでしょうか。
鳩山発言に真っ向から異を唱えるものがいないと言う事が、いまの右から左までの民主党の体質を顕しています。
戦争と差別から目を逸らす政治屋の輩は去るべきです。
1曲目の「墓碑銘」にはヘルベルト・アイメルトの「久保山愛吉への墓碑銘」のナレーションが。
:「武器商国と手を結び一身の安泰と名分名利を求めるのが音楽家ではなく、かつて創作者はその実態を暴き、構造の、すり換えの様を敷衍することこそ行為の根源であった、云わば、芸に携わる人間の最低の条件であった。
反戦思想は舞い上がりや、空騒ぎや、お祭りでなく個の中に沈潜し日常性に表出されるーーー謂れなき被爆から死へ(墓碑銘)、弱小国民への飽くなき搾取(レジスタンス)---惨劇をこそ絶滅の方向へ、心ある民衆に血の涙は尽きる日もない、だが、政治は不在だ。
敷衍すべきマテリアルに事は欠かぬ、しかも執拗にビスする、ミクス・メディアは今や音楽以前の常識論であろう(唯、状況認識のレヴェルでサークル内にバラツキが生じることは普遍的にも是正し難い)、しかも益々多様化し狂気と化し尚、未完であることに於いてすら。
ユニットの演奏終了後、1人のスイス人が云った「これは大事な事だ・・・・大切な音楽だ・・・」。目から涙が溢れていた、それが全てであった。(1980):メモ・高柳昌行
☆☆☆☆☆LIVE AT MOERS FESTIVAL
[CD]TBM CD 1823[LP]TBM(P)-5023
[CD]TBM CD 1823[LP]TBM(P)-5023
1980年5月26日
NEW DIRECTION UNIT
★高柳昌行(g)、森剣治(as,fl,bfl,cl,bcl,shinobue)、飯島晃(g)、井野信義(cello)、山崎泰弘(ds,per)
1.墓碑銘 / 2.RESISTANCE 1 / 3.MASS HYSTERISM / 4.SUBCONCIOUS LEE