ryukyutokyoのブログ:JAZZと哲学と…

DJ.PANK_kunryu (Dj.薫琉)です。東京ヴェルディと沖縄をこよなく愛する、酔っ払い🥴パンクスです。1955年3月新潟市生れ新潟高校ジョリー・チャップス、上智大探検部出身。40年間勤務した職場を大怪我、肝機能障害、糖尿病、過緊張症で退職しました。現在、アルバイトをしながら療養中です。ゴールデンカップス他GS、freeJAZZ、ムードコーラス歌謡

2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

反戦を色濃く打ち出した:『ミッドナイト イーグル』松竹映画

映画の原作を先に読むか、それとも映画を先に観るか。 映画ファンにとっては極めて悩む問題である。 私は、この問題には悩まない。本は本。読書である。映画は別物であり、製作者と監督の主張と哲学を表現するものだ。 確かに原作が忠実に表現されている映画…

「沖至スペシャルグループ/SOUL EYES」古くてメチャメチャ新しい香りのするアヴァンギャルド!?JAZZ

午後に、仕事で御茶ノ水へ行った。その帰りについつい、diskUNIONに寄って、またまた、ついつい、このCDを買ってしまった。 ちょうど、店ではpianoの渋谷毅さんがやはり、日本のJAZZの中古CDを物色中であった。 このアルバムは一昨日11月25…

「てれすこ」って何でしょうね~!?:『やじきた道中 てれすこ』を観る

今年も映画館でたくさん映画を観た。やはり、映画は映画館で観るのが一番! これが実感です。 5月以降で、鑑賞したものを挙げると「スパイダーマン」「パイレーツオブカビりアン」「眉山」「HERO」「グッド・シェパード」「オールウェーズⅡ」「てれすこ…

戦地という屠畜場に牽かれ行くもののJAZZ:アラン・プラスキン/エンカウンター

戦争は地獄である。そして戦地は屠畜場だ。 それ以外の形容など必要ない。 いくら、ITの世界席捲で何十km離れた地点から敵をピンポイントで手を汚さず、殲滅できようと、TV画像で実況中継がオンエアーされようと、その現場で起こっていることは、太古…

美味しい泡盛の飲み方をひとつ…

泡盛に嵌っている。そもそも、沖縄に行き始めたのが発端である。 沖縄に行き始めたきっかけには二つある。 ひとつは戦後日本を見直すきっかけにすること。沖縄を考えることによって戦争と国家、そして国家とは何かを考えること。 もうひとつは海老坂武さんの…

ジャケ買いをもう一二枚…:豪放!ワン・ホーンテナーERIC ALEXANDERで泡盛の湯割を1・2杯

今日は「Speed and Space」(富樫雅彦4)、「WE NOW CREATE」(富樫雅彦4)、「コンサート・ニュー・ジャズ/山下洋輔トリオ」と続けざまに聴いていたのですが、泡盛「忠孝」の湯割をチビリチビリと遣りはじめたので、とりあえずは、もう少し… 泡盛の湯割に…

②全日空ハイジャック1999年7月23日札幌行きNH61便の真実

私は長編ものが好きである。 長編というより、もはや巨編であろうか。埴谷雄高の「死霊」野間宏の「青年の環」そして、現在は大西巨人の「神聖喜劇」を読んでいる。 小説を読むならその主人公の背に負ぶさって、その生き様を追体験する。追体験するというよ…

全日空ハイジャック1999年7月23日札幌行きNH61便の真実:「最良の日 最悪の日」(小林信彦)

小林信彦さんの「人生は五十一から」シリーズを読み続けている。 「花と爆弾」からさかのぼり読み始めて、先日「最良の日 最悪の日」を読み終わった。残すは「人生は五十一から」のみである。 「最良の日 最悪の日」の中の「宍道湖の夕陽」('99/9/2)の章で…

ついでで申し訳ありません。こんなアルバムが家にありました。

ジャケ買いした訳ではありません。しかし、最近では、あまり手に入りそうもないので、写真だけアップ致します。 増田一郎さんと、もとTBMの藤井武先生が続けてきた音の追求の力作です。仕事はxrcd2マスタリング・エンジニア滝口さんです。 EASY WALKER / …

このアルバムの演奏とライナー・ノーツが良い:「Sir Roland Hanna/Milano, Paris, New York finding John Lewis」

メロディアスにスイング。そしてブルージーで、やがてアーシーなJAZZ。「Sir Roland Hanna/Milano, Paris, New York finding John Lewis」です。 私はこのアルバムを聴くたびに、ほろ苦さを噛み締めている。 もっとたくさんのJAZZを聴かなくては、…

休日には、CHET BAKERの「Baker's Holiday」を~

だいぶ寒くなってきました。朝晩の冷え込みも、ここ八王子は結構、キツイ! なにせ、都心より2~3度は温度差がある。暑いときはより暑く、寒いときにはより寒い。 寒い日の、休日にはちょっと泡盛のお湯割りでも飲みながら(お勧めは豊見城村・トミグスクソ…

1990年、高柳昌行は時代を超えた~ロコ高柳とロウポプレス「el pulso」

8月の末に「ロンリーウーマン・ライヴ」のCDを購入し、高柳昌行さんのアルバムコレクションは一定の決まりがついた。 70年以降の録音盤は残すところ、戸谷重子さんや、今田勝さんと録音した「FINE AND MELLOW」(73.5.17)、同じく73.11月に録音された…

1972年4月29日(土)、そのとき高木元輝のテナーの咆哮で、新潟は震えた…

1972年4月29日の昼過ぎ、今は亡き、間章(あいだあきら)氏がプロデュースする、新潟現代音楽祭《自由空間》が開催された。 場所は新潟市体育館、聴衆は主催者発表で2,000人。 体育館のステージ前、最前列に陣取っていた私の読みでは、この発表はあくま…

誤解と偏見を乗り越え、魂のJAZZをする、TUBA JAZZ「The Ray Draper Quintet Featuring John Coltrane/NEW JAZZ8228」

ひとは、易々と感想を口に出す。 そのひとの、印象から述べられる感想や意見は、尊重されなければならない。しかし、偏見や誤解、無知や不勉強から表出されるものは、心して聴き、消化して反論しなければならない。 常に、偏見と誤解の中で、屈せず、呻吟し…

貴方をJAZZのとりこにする1枚:「BARNEY/BARNEY WILEN」(バルネ/バルネ・ウィラン)

「BARNEY WILEN at The Club Saint-Germain」1959年録音:RCA クラブ「サンジェルマン」でのライヴ録音。最近では、見出しのタイトルで2005年にBMGから再発売されました。 バルネ・ウィランと言えば、マイルス・デイビスが音楽を担当したルイ・マル監督…

~聴きにくいJAZZを貴方に~ARCHIE SHEPP「 Black Gipsy 」を貴方は聴いたか…

私は、JAZZを聴くときには、おカネと時間が許す限り、なるべく、そのアーティストのリーダーアルバムを全て聴くことにしている。(そんな事は不可能なので、あくまでも可能な限りではあるが…) 特に、JAZZに目覚めた、1960年代の後半から1970年代の…

疾走する黒い魂:ソニー・シャーロック「ブラック・ウーマン」

ソニー・シャーロックは Pharoah Sanders「Tauhid」、Herbie Mannの「Memphis Underground」、Don Cherryは「Eternal Rhythm(永遠のリズム)」、Wayne Shorterの大傑作「Super Nova」、そして Miles Davisの「A Tribute to Jack Johnson」と、変転するJA…

甦るアヴァンギャルド!沖至「殺人教室」:哲学するJAZZ★★★★

昨晩は1時に寝つき、4時に起き、読みかけの本を読む。休みの日は、普段より時間が足りない。 7時過ぎに、双子の息子のうち一人と家人をサッカーに送っていき、帰ってきてから自分の時間の始まりである。 沖至トリオの「殺人教室」を聴く。 とにかく、時間は…

私の好きなJAZZ:PHAROAH SANDERS(ファラオ・サンダース)

またまた、PHARAO SANDERS(ファラオ・サンダース)のアルバムで恐縮です。 今日は先ず、PHARAO SANDERSの初リーダーアルバム「PHARAO SANDERS QUINTET」である。 1964年9月にニューヨークで録音されたものであるが、コルトレーングループに参加する約…

JAZZと「春雨カーリー」:JAZZには泡盛がよく合う…

病弱?のため、医者から暴飲暴食を固くストップされている私は、現在一月ほどで4㌔ほど減量をした。 しかし、お酒もタバコも止めずにいる。 なんの、自慢にもなりませんが、現在は、一日、泡盛を150ml(一合弱)飲んでいます。 泡盛は宮里酒造所さんの『…

私の好きなJAZZアルバム

一昨日、昨日は新潟出張だった。新潟は東京に比べ、気温が3~4度低い。寒い~寒い。新潟市出身の私にもこの気候は堪える。 相変わらず、夜の新潟は、街角にJAZZがBGMが流れている。西堀通り、古町はかつてに比べ、だいぶ寂れてはいるが、JAZZの…