リーマンブラザーズの破綻で、アメリカ帝国主義は、はや破滅の兆候~:私の好きなもの風呂に居酒屋に深夜放送、そして米帝の破滅!!
ご存知のとおり、リーマン・ブラザーズ証券が破綻しました。
リーマンの負債総額は6130億ドル(約64兆円)で、米国で過去最大の倒産であり、米証券の倒産としては、1990年のドレクセル・バーナム・ランベール以来ですね。
そもそも、アメリカの負債総額はとっくに100兆ドルを超えているといわれています。
また、その通りなのでしょう。仮に…と言っても、ペパーマネーの世界で世界の金融は動いているわけですので、世界の総資産が150~160兆ドルと言われているわけです。
比較するのは意味がありませんがその約三分の二という数字は驚異的です。
内訳は兎も角として…ざっと雑駁に揚げてみますと(当たらずとも遠からずの数字です)
:連邦政府債務額 7兆ドル・ 地方政府債務額 2兆 ・年金不足額 8兆 ・医療保険不足額 38兆 ・連邦政府職員年金医療不足額 不明 ・地方政府職員年金医療不足額 不明 ・その他予算外連邦政府借入金 不明 ・政府関係債務 計56兆
個人関係負債額 10兆ドル ・企業関係負債額 8兆 ・金融関係負債額 12兆 ・その他(特別海外債務) 1兆 ・私企業雇用者年金医療不足額 不明 ・個人・私企業関係債務 計28兆+ ・アメリカの債務総額 計114兆+ドル
雑駁で申し訳ありませんが、114兆ドルと言えば1京2000兆円ですね。
アメリカの人口を仮に3億人としても、一人当たりの負債は4000万円。
そもそも返せるはずも無いお金を世界中からかき集めて、モノの生産は一切放棄(農業とメントス・キャンディは別として…)ダラダラと生活をしてきたわけです。
その借金の手段は、強大な武力と軍隊を持ち、国際警察を名乗る戦争国家として、ある時は「守ってやる」と豪語して、ある時は恫喝を掛けて、世界中から血と汗と労働の結晶のカネをかき集め、掠め取り、借金してきた悪の帝国だったのですね。
サブ・プライムローンの問題では明らか、明白です。
国民に家を買わせてローンを組ませる。その手数料と金利を掠め取る。
家の値段が上がったら、また、ローンを組ませる。手数料と金利を掠め取る。
価値が上がった分の差額のお金をローン債務者に渡す。
住宅ローン債務者はその差額で仕事をせずして、日々生活と贅沢をしてきたわけです。
それで、ローン会社、銀行、証券会社は潤う。
しかし、買える人間の数にも限りがあります。そこで、考え出したのがサブ・プライムローンです。本来は買えるはずの無い者にも、アメリカ帝国がローン会社にカネを突っ込み、このゲームを継続させてきたからです。
この単純なババ抜きゲームにも、必ずや終わりがあります。
「馬鹿馬鹿しくてやってらんない!」「一抜けた~!」と誰かが宣言した瞬間に崩壊は始まるのです。
さて、さて、アメリカ帝国主義の崩壊がどうやら始まったようです。
神のご加護はまたしてもアメリカ帝国主義に下されるのでしょうか。
ゴッド・ブレス・ジ・アメリ~カ!ははは…
そんな都合の良い神などクソ喰らえ!ではありますが…
やはり、人間は金融工学のゲームに興じるよりは、額に汗をするのが一番のようです。
ある意味、ビンボウとビンボウ自慢が一番かも知れません。
日本でも、今回の株安で、一気に600円以上下げたのですから、自己破産しなければならない人も相当増えたでしょうね。
謹んでお悔やみ申し上げます。
額に汗して、お風呂と、一杯飲み屋や立ち飲み、居酒屋さんに憩いを託す。
たまにはラジオ深夜便でも聴いて…そんなことを考えるときかも…知れませんね。
少なくても私はそうありたいです。
*写真は土曜日、出張の帰りに一泊した熱海は伊豆山の海です。