ギンレイホールということ。謝らない世代人たち。
入るのを諦めて、帰宅するために総武線に乗り込んだ。
また、来れば良い。
実は、最近では「ギンレイ・シネマクラブ」と言う制度があり、入会するとその日から上映する映画を1年間、何度でも観ることができるという「シネパスポート」を購入しています。
消費税込みで10,500円、1年間で約48本のロードショーが終わったばかりの映画の中から2本立てで上映する映画館なので、1本あたり220円で観る事ができるというものです。
これらの作品を見ながら、日本の映画作りの良し悪しを考えました。また、このような佳作を手軽に観る事ができる、映画環境と言うものも考える事が出来ました。
環境も良し悪しではありますが…
ギンレイホールは客席206席のコンフォタブルな小劇場です。
キャッチフレーズは「注文の多い映画館ですが…。」
実は何時行っても混んでいるのですよね。土曜・日曜を問わず、平日の朝から混んでいるのです。
良い映画館が混むのは当然なのでしょうが、その意味では余り紹介するのは気が引けます。
卑怯はいけませんね。
ところで、客層は決して我々の時代のように「学生が主」、では無いのです。
無職、現職など問いません。もちろん前職も多いですが…。女性が三分の二を占めています。
困ることが一点だけあります。映画上映中に堂々と入館入室する人が多いことです。それに、飲食です。
謝らない人が多いのです。一言謝ってもらえれば、気分も良いのですが、団塊の世代の方には謝らない方が多いです。
一概に言うのも何なのですが、お金と時間に余裕のある方が多く見受けられます。カップルとなると尚更のようです。
皆さんが皆さん、そうだというのではなく、「人に謝らない」「自分は悪くない、悪いのは周りであり、政治だ」という気風と歴史背景と経済環境の中で育ったのではないでしょうか。
その割には、物事を正面から捉えず逃げる方が多い世代だとと思いますが…
まだその頃は中央線はオレンジ色の101系電車であり、7両編成でした。1973年のことです。
毎日毎日、身動きの出来ない満員電車、窓ガラスが割れることもしばしば。そうです、足を踏んだ、踏まない、などという喧嘩沙汰は日常茶飯事だったのです。
その頃の高度成長期の人たちなのです。私は随分嫌な思いをしました。
なんせ、殴られたこともありますもん…
謝らないと言えば、今時の政治家さんたちですね。安倍、福田さんは言わずもがなですが、総裁選に立候補しようと言う方々も「謝罪」などと言う言葉とは無縁のようです。
お祭り騒ぎで国民を愚弄するのはいい加減いしなければ、と言って、そんな世代がまだまだ、この国の中心部を握り、訳の解からぬ教育を自分らの子供たちに施して、プチ団塊を大量生産してきたのですものね。