ryukyutokyoのブログ:JAZZと哲学と…

DJ.PANK_kunryu (Dj.薫琉)です。東京ヴェルディと沖縄をこよなく愛する、酔っ払い🥴パンクスです。1955年3月新潟市生れ新潟高校ジョリー・チャップス、上智大探検部出身。40年間勤務した職場を大怪我、肝機能障害、糖尿病、過緊張症で退職しました。現在、アルバイトをしながら療養中です。ゴールデンカップス他GS、freeJAZZ、ムードコーラス歌謡

お気に入りJAZZ一挙だし⑤:Sonny Simmons

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 お気に入りのJAZZ、今回は、これもよく寝る前に聞くアルバムである。

 Sonny Simmonsの「Manhattan Egos」( 1969, 1970)と「Staying On the Watch」(Recorded on August 30, 1966)である。

 パーソネルは「Manhattan Egos」が Barbara Donald (trumpet), Juma (bass), Paul Smith(drums)。

「Staying On the Watch」がSonny Simmons (alto saxophone), Barbara Donald (trumpet), John Hicks (piano), Teddy Smith (bass), Marvin Pattillo (percussion)であり、ニューヨークで録音されたこのアルバムが初のリーダー作となる。

 ソニー・シモンズ(1933年ルイジアナ州シシリーアイランド生まれ)は黒人スピリチュアルフリースタイルJAZZという表現が、ぴったりのアルト奏者である。

「アイアンマン」でのE・ドルフィーやウディ・ショーなどとの競演でも明らかであるが、チャーリー・パーカー、エリック・ドルフィーに影響を受け、オーネット・コールマンの演奏スタイルに感化?され、彼のプレイはまさしくブラック・朴訥・素朴の硬派一筋。現在に至るまで、気骨ある演奏を聴かせてくれる。

 当時の夫人=トランペッターのバーバラ・ドナルドとの双頭的コンビネーションを軸としたコンボによる演奏であるが、両アルバムとも、白人女性バーバラ・ドナルドのリーディングが大いに光る。バーバラのトランペットはドン・チェリーに通じる黒っぽさと奔放さとインテリジェンスでシモンズを引っ張っていくのである。

 オーネットやドルフィーの音楽を更にハードコアに推し進めたような演奏と言っても過言ではない。

 さて、ソニー・シモンズがヒューイ・シモンズと時々名乗る理由を聞いた事があるが、忘れてしまった。

 1970年代~80年代にかけては、不遇を託っていたが、73歳を過ぎた今でも、精力的に活躍をしている。