ryukyutokyoのブログ:JAZZと哲学と…

DJ.PANK_kunryu (Dj.薫琉)です。東京ヴェルディと沖縄をこよなく愛する、酔っ払い🥴パンクスです。1955年3月新潟市生れ新潟高校ジョリー・チャップス、上智大探検部出身。40年間勤務した職場を大怪我、肝機能障害、糖尿病、過緊張症で退職しました。現在、アルバイトをしながら療養中です。ゴールデンカップス他GS、freeJAZZ、ムードコーラス歌謡

排除の論理と知力の劣化

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 また、ホームレス襲撃事件が多発している。排除の理論の横行と知力の劣化がもたらした事態である。
 昨今の状況を視れば、むべなるかなである。格差が広がり、他国の戦争に平気で加担する。挙句の果ては、「教育改革だ、憲法改悪だ」である。

 真っ当に、事態を直視することを止め、考えることを放棄する、政治とマスコミの世論構成の末路の表われである。
 狭い階層と思考の中に押し込められれば、必ずより弱いものを排除しようとするものが出てくるのは自明の理であり、下を見なくても横を見ただけで、誰が目に付き、邪魔になり抹殺しようとする。一方におけるセレブ志向は、裏返し思考であり、決して到達できない自己実現を目指しながら思考を放棄していく。
 問われることは冷静な現状分析であり、対策のための理論である。政治は格差を無くすために、何をしなければならないのか。考えなければならない。デフレ脱却と言いながら税収が思うようにあがらないのはなぜなのか。再度、考え直す必要がある。増税で対峙する事は、真に愚の骨頂。冷静に純債務を鑑みて景気刺激策を採ることが必要な筈である。GDPが50数兆円で低迷し、税収が低迷する限り、政府債務は激増の一歩を辿るに違いない。

 教育基本法をいくら捏ね繰り回してみても、教育は良くならない。教育予算を以下に上げ、いかに使うかを真剣に考えることだ。日本の生き延びる手段は教育しかない。教育立国で国の根本を支えなければならないのだ。

 「教育、教育」と声高に叫ぶ、作家知事が真っ先に排除の論理を振りかざし、東京都からホームレスを排除しているではないか。考えるべきは職業とか職階層に貴賎どころか高下は無いと言うことである。環境、環境と言いながらゴミは汚い、清掃員はいやだ、とくる。本末転倒である。

 いまや、この国中を「知力の劣化」という妖怪が跋扈しているのである。