ryukyutokyoのブログ:JAZZと哲学と…

DJ.PANK_kunryu (Dj.薫琉)です。東京ヴェルディと沖縄をこよなく愛する、酔っ払い🥴パンクスです。1955年3月新潟市生れ新潟高校ジョリー・チャップス、上智大探検部出身。40年間勤務した職場を大怪我、肝機能障害、糖尿病、過緊張症で退職しました。現在、アルバイトをしながら療養中です。ゴールデンカップス他GS、freeJAZZ、ムードコーラス歌謡

東京に住む利点…:Woody shaw blackstone legacyを聴く

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 通勤時間に1時間以上掛かる。

 家を出るのが、7時5分、会社に到着するのが、8時45分である。帰りは何やかやと途中を端折っても、5時半に会社を出れば、家に着くのが7時過ぎである。

 仮に11時半に寝て、午後7時に帰ってくるとしても、週日は自由になる時間は4時間半である。

 風呂と夕食で1時間半を費やすとすれば自由時間は3時間半。この3時間半の間にLPやCDを約3枚ほど聞くことにしている。

 11時半からはクラッシックCDを一枚、寝床の枕もとのBOSEで聴きながら寝る。これが日課になっている。

 通勤の電車の中ではipodpodcastを聴きながら本を読む。帰りの電車は座れるとは限らないのでpodcastの経済ニュースを聴く。

 しかし、つくづく時間が足りない。やりたいことが沢山あり過ぎるのである。

 成人病や生活習慣病にとっ捕まっているので、思うに任せないが、食べたいモノが山ほどある。

 そして、観たい映画があり、LDやDVDが積んである。集めたCDやLPは1日あたり3枚聴いても、5~6年は掛かるだろう。

 しかし、東京は便利なのだ。なにしろこれぞ観たいと思った映画は必ず観る事ができる。近所の封切り館に掛かれば1000円で観る事も可能だ。

 会社帰りにアークヒルズサントリーホールや、紀尾井ホールでクラッシックのコンサートで至福の時をすごすことができる。会員になればサントリーホールでは読響の定期演奏会は半額だ。

 国立劇場まで歩いていけば、気軽に歌舞伎を観劇する事ができる。JAZZは、荻窪、吉祥寺あたりで、ホンモノが安く聴ける。言うことはない。

 ここまでくれば、東京は天国である。

 私の住む、読書の町では急がなければ新刊やベストセラーを買う必要がない。(ベストセラーに飛びつくのは趣味ではないが…)

 粟津則雄著作集など美しいまま手元に置き、いつでも眺めていることができる。幸せである。

 しかし、時間が足りないのだ。時間が足りないのが東京生活かもしれない。


 昨日、Amazon.com から Woody shaw の blackstone legacy が届いた。やっと購入したのである。

 若くして、マイルスを継ぐものとして評判が高かったが、これからというときにニューヨークで地下鉄事故に合い、片腕を失くし、そのまま亡くなってしまった。全く惜しい。彼が生きていたら、あの、吹き上げるtpで、次々と斬新でエネルギッシュな作品を残していただろうし、また日本にも来れたかもしれない。残念である。

『ビッチェズ・ブリュー』の濃厚な影響下に産まれた作品との評価もあるが、そうは思わない。故高柳昌行氏はスイングジャーナルで酷評していたが、私はそうは思わなかった。ジャッキーマクリーンのデモンズ・ダンスの演奏以上のできであると思っている。

 これは、1970年12月の録音で、ベニー・モーピン、ロン・カーターレニー・ホワイトなどマイルズ・ファミリーからの参加を含む7人編成である。他の3人は若き天才ゲイリー・バーツジョージ・ケイブルス、クリント・ヒューストン。オリジナルはLP二枚組で、当時は高くて手が出なかった。歳をとるということは「心置きなく買える」ということでもある。