日蝕の跡の雨上がりの涙~In Parole Povere [Import] [from US] Joe Barbieri
ヤキが廻っています。
ポテンシャルが下がると失語症になってしまいます。
別に、夏バテでもないのですが、実にここのところ忘れっぽくなってしまい…。
まあ歳のせいで、忘れっぽくなってきたのは仕方ないのでしょうが。言葉も続きません。
ですから、今更の46年前の皆既日蝕、1963年7月21日の早朝のことなど覚えているわけもありません。
うまくいけば80歳になっているわけです。しかし、昨日の辺りが突然真っ暗になる様子やインドのバラナシの皆既日蝕の様子などをみると、自然に畏怖の念を抱くことが大変素晴らしいことに思えます。
たかが自然現象というなかれ、驚異的・圧倒的な自然の姿態の前では人間は思わず涙を溢すものなのでしょう。
そのようなピュアさは維持し続けたいと思います。また、自然と人間の間に謙虚さがなければ歴史のバランスは取れないに違いありません。
さて、涙と言えばこのアルバムです。
雨上がりの涙、男の涙、梅雨晴れの涙、愛人との惜別の涙、そして生暖かい風が吹き、小降りの雨にスッと気温が醒めていく涙。
そうボサノヴァの涙です。
この季節に聴くには最高のアルバムです。推奨モノです。
これは全くジャズ作品ではありません。
しかし、あまりの内容の良さに惚れ込んで、ご紹介します。
Joe Barbieri はレーベルはイタリアですが、歌詞は全て完璧なポルトガル語というナゾのギター弾き語りボッサノヴァ・シンガーです。
世間には、なかなか居そうで居ない、ジョアン・ジルベルトのような少々鼻にかかった甘くフレーヴァーなため息の出そうな唄声。
すすり泣くような歌声と語りです。
必ず嵌りますよ。最近毎晩のように寝る前に聴いているアルバムです。
1. In Questo Preciso Momento
2. Leggera
3. E Gi Sabato
4. Stella di Prima Grandezza
5. Pura Ambra
6. Sia
7. Sono una Grondaia
8. Microcosmo
9. Io Che Amo Solo Te
10. In una Stanca Indifferenza
11. Nuda Verit
2. Leggera
3. E Gi Sabato
4. Stella di Prima Grandezza
5. Pura Ambra
6. Sia
7. Sono una Grondaia
8. Microcosmo
9. Io Che Amo Solo Te
10. In una Stanca Indifferenza
11. Nuda Verit