ryukyutokyoのブログ:JAZZと哲学と…

DJ.PANK_kunryu (Dj.薫琉)です。東京ヴェルディと沖縄をこよなく愛する、酔っ払い🥴パンクスです。1955年3月新潟市生れ新潟高校ジョリー・チャップス、上智大探検部出身。40年間勤務した職場を大怪我、肝機能障害、糖尿病、過緊張症で退職しました。現在、アルバイトをしながら療養中です。ゴールデンカップス他GS、freeJAZZ、ムードコーラス歌謡

水島早苗さん…戸谷重子さんといえば

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 戸谷重子のヴォーカルと言えば水島早苗さん抜きには語れない。

 戸谷重子の唄には、端的に言えばヨコハマの匂いがする。元町や本牧、チャンマチの表通りや馬車道、野毛の通りの匂いがする。

 決して、猥雑な匂いではなく、からりとしたヨコハマの晴れの日の匂いがするのだ。

 その、歌いまわしはアジアの女性ジャズヴォーカルの草分け、水島早苗さんの指導の賜物である。

 水島早苗の風格のある堂々とした節回し、太陽のような明るさと、底抜けの陽気さと唄がある。

 しかし、この良さがわかったのはつい最近、50歳を過ぎてからである。

 水島さんは確か1903年1906年の生まれ。存命であれば100歳を超える。(もう、既に鬼籍に入られている。)

 昭和初期に当時の学生バンドのリーダーをして居た渡辺良氏に頼まれ、毎週土曜の夜あるダンス教習所で歌う様に成り、其の後赤坂のダンスホール、フロリダに出演するようになる。

 昭和10年上海へ渡りドン・ホセ・アリンタダ楽団専属となる。戦後は米軍キャンプ廻りをしたり、永田清剛とリズムランプラースなどで活躍、昭和35年水島ヴォーカル研究所を設立。現在活躍する、日本のジャズヴォーカリストの多くは、研究所の出身者だ。

 そんな水島早苗のCDを…

 水島早苗「ユーヴ・ガット・ア・フレンド」TBM-CD 1850//
 水島早苗(VO) 市川秀男(P) 稲葉国光(B) 岡山和義(DS)+アンサンブル
 (1)アイ・ドント・ウォント・トゥ・クライ
 (2)ア・グッド・マン・イズ・ハード・トゥ・ファインド
 (3)君の友だち
 (4)シー・シー・ライダー
 (5)イエスタデイ
 (6)スクィーズ・ミー
 (7)ハニー・サックル・ローズ
 (8)ストーミィ・ウエザー

 入手はかなり困難だが、探せば必ずある。