水島早苗さん…戸谷重子さんといえば
戸谷重子のヴォーカルと言えば水島早苗さん抜きには語れない。
決して、猥雑な匂いではなく、からりとしたヨコハマの晴れの日の匂いがするのだ。
その、歌いまわしはアジアの女性ジャズヴォーカルの草分け、水島早苗さんの指導の賜物である。
水島早苗の風格のある堂々とした節回し、太陽のような明るさと、底抜けの陽気さと唄がある。
しかし、この良さがわかったのはつい最近、50歳を過ぎてからである。
昭和初期に当時の学生バンドのリーダーをして居た渡辺良氏に頼まれ、毎週土曜の夜あるダンス教習所で歌う様に成り、其の後赤坂のダンスホール、フロリダに出演するようになる。
昭和10年上海へ渡りドン・ホセ・アリンタダ楽団専属となる。戦後は米軍キャンプ廻りをしたり、永田清剛とリズムランプラースなどで活躍、昭和35年水島ヴォーカル研究所を設立。現在活躍する、日本のジャズヴォーカリストの多くは、研究所の出身者だ。
そんな水島早苗のCDを…
水島早苗「ユーヴ・ガット・ア・フレンド」TBM-CD 1850//
水島早苗(VO) 市川秀男(P) 稲葉国光(B) 岡山和義(DS)+アンサンブル
(1)アイ・ドント・ウォント・トゥ・クライ
(2)ア・グッド・マン・イズ・ハード・トゥ・ファインド
(3)君の友だち
(4)シー・シー・ライダー
(5)イエスタデイ
(6)スクィーズ・ミー
(7)ハニー・サックル・ローズ
(8)ストーミィ・ウエザー
水島早苗(VO) 市川秀男(P) 稲葉国光(B) 岡山和義(DS)+アンサンブル
(1)アイ・ドント・ウォント・トゥ・クライ
(2)ア・グッド・マン・イズ・ハード・トゥ・ファインド
(3)君の友だち
(4)シー・シー・ライダー
(5)イエスタデイ
(6)スクィーズ・ミー
(7)ハニー・サックル・ローズ
(8)ストーミィ・ウエザー
入手はかなり困難だが、探せば必ずある。