ryukyutokyoのブログ:JAZZと哲学と…

DJ.PANK_kunryu (Dj.薫琉)です。東京ヴェルディと沖縄をこよなく愛する、酔っ払い🥴パンクスです。1955年3月新潟市生れ新潟高校ジョリー・チャップス、上智大探検部出身。40年間勤務した職場を大怪我、肝機能障害、糖尿病、過緊張症で退職しました。現在、アルバイトをしながら療養中です。ゴールデンカップス他GS、freeJAZZ、ムードコーラス歌謡

やっぱり、読響は良いですね~。狂詩曲のオンパレード!!絶妙なる井上道義さんのパフォーマンスとのコラボレーション!!

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 涼しい日が続きます~

 昨晩は、久々にサントリー・ホールに訪れました。7月分の読売日本交響楽団定期演奏会の振り替えで、名曲シリーズを聴きに行きました。

 6月5日の第472回定期演奏会:アレクサンドル・ラザレフ指揮の<チャイコフスキー・プログラム>
◆ 幻想曲<テンペスト> ◆ 幻想序曲 <ロメオとジュリエット>◆ 交響曲第4番 、以来です。

 前回はチャイコフスキー漬かりで、若干、ソワソワ、モジモジしてしまいましたが、今回の第505回名曲シリーズは絶妙なる、ライヴ・パフォーマンスを披露して頂ける井上道義の指揮、で狂詩曲のオンパレードです。

 夏の終わりに相応しい、祭り感覚溢れた、狂騒と協奏、狂走のオンパレードといったところでしょうか。

 残暑の疲れも吹っ飛ぶ楽しい演奏会です。

 伊福部 昭さんの日本狂詩曲に始まり、
・リスト:ハンガリー狂詩曲第2番
・エネスコ:ルーマニア狂詩曲第1番 
・ディーリアス:ブリッグの定期市~イギリス狂詩曲 
ラヴェル:スペイン狂詩曲 と続きました。

 とりわけ、日本狂詩曲は伊福部さん21歳の作品なのですが、ありきたりの日本の土俗性や民俗感とは一線を凛として隔した、地方と田舎をモチーフにした作品でした。

 他の4曲のモチーフも、地方地域の明け方から夕刻までの一日をテーマに据えた、演奏に仕上がっていたと思います。

 ラブソディー・イン・ブルーというより、パストラルという感じでした。

 思わず、眼を瞑りたくなります。

 いやはや、日本狂詩曲の演奏には驚きました。

 日本の作品をはじめとする、現代音楽を演奏させたら読響はいつもながらの、お聴き得です。

 「やっぱ、読響はいいわあ~」と言う感じですね。

 やはり、読響のパーカニッショリスト軍団は超一流です。岡田全弘さんのティンパニ、石内聡明さん、野本洋介さん、最高でした。

 それに、カスタネット、トライアングル、タンバリン、特に、スペイン狂詩曲最後の銅鑼のたった一発の響き~。

 夏の終わりを告げていただきました。

 藤井洋子さんのクラリネット、蝋崎耕三さんのオーボエ、相変わらずリキが入っています。

 藤原浜雄さんと清滝徹さんは怪しき弦の揺らめいた響きを聴かせてくれました。

 あと、一戸敦さんのフルートソロ、良かったですね。LA/2-14の席からまじまじと見つめ下ろしてしまいました。

 井上道義さんのクネクネした、指揮は演奏者と聴取者を無性に挑発します。

 挑発のマエストロですかね。

 情と感性を身体に込めて指揮する、と言う言葉で如何でしょうか。またまた、何度でも聴きに行きたくなります。

 さて、三ヶ月遅れで、読響シーズン会員の特典CDを貰ってきました。

 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキさんの昨年の名曲シリーズ・2007年9月25日・シューマン交響曲・第4番ニ短調作品120です。


 楽しみにしています。