考えること、考えたことを文字にするのは難しい

　本を読む。音楽を聴く。講演を聴く。考える、反芻する。自己に問いかける。しかしそれを文字に表現することは大変難しい作業である。
　最近、小林秀雄の講演のCDを入手した。Ipodに落として、通勤の間、聴いている。便利になったものである。本棚の中から、文庫を引っ張り出して、読んでみる。楽しい。知に触れる喜びである。この喜びの中から、文字にすることができるのだろうか。難しい作業であり、一朝一夕には行かない作業である。ただひたすら、読んで、考え、聴いて、考え、それを繰り返すのみである。道は永い。