TPPを考える為の二冊の本
環太平洋連携協定(TPP)交渉参加問題が大詰めを迎えています。
つまりは今後の日本の在り方や姿を大きく構造転換させてしまう危機を孕んでいると言うことです。
菅政権の横浜APEC終了時に突如、菅政権の延命策として出てきたTPP参加問題ですが、その中身については定かではありません。
一体、この国は何処へ行こうとしているのか。どのような国家像を模索しているのか。
今こそ論議が必要です。
日本人は研究、論考なく物事を判断する癖があるようです。また、マスコミもたいした考えも教養もなく、やれ「賛成だ」「開国だ」「乗り遅れるな」と叫ぶのみであり、鉦や太鼓で囃し立てているのみです。
詰まらない国になったものです。
京都大学准教授である中野剛志氏のこの二冊の本は、TPPと今後の日本のあるべき姿を思い描き考える際には是非とも読了が必要な論稿です。