ryukyutokyoのブログ:JAZZと哲学と…

DJ.PANK_kunryu (Dj.薫琉)です。東京ヴェルディと沖縄をこよなく愛する、酔っ払い🥴パンクスです。1955年3月新潟市生れ新潟高校ジョリー・チャップス、上智大探検部出身。40年間勤務した職場を大怪我、肝機能障害、糖尿病、過緊張症で退職しました。現在、アルバイトをしながら療養中です。ゴールデンカップス他GS、freeJAZZ、ムードコーラス歌謡

TPPを考える為の二冊の本

 環太平洋連携協定(TPP)交渉参加問題が大詰めを迎えています。
 
 民主党野田政権の政府判断は、日本の農業のみならず広範多岐にわたり、医療や社会福祉、金融制度や雇用、イメージ 1円高デフレ不況などにも波及することが予想されます。
 
 つまりは今後の日本の在り方や姿を大きく構造転換させてしまう危機を孕んでいると言うことです。
 
 菅政権の横浜APEC終了時に突如、菅政権の延命策として出てきたTPP参加問題ですが、その中身については定かではありません。
 
 WTO(世界貿易機関)、FTA自由貿易協定)、そしてEPA(経済連携協定)との関連性をも見極め、充分な論議を経なければ、一朝一夕に参加判断など軽々にできるものではありません。
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 一体、この国は何処へ行こうとしているのか。どのような国家像を模索しているのか。
 
 今こそ論議が必要です。
 
 日本人は研究、論考なく物事を判断する癖があるようです。また、マスコミもたいした考えも教養もなく、やれ「賛成だ」「開国だ」「乗り遅れるな」と叫ぶのみであり、鉦や太鼓で囃し立てているのみです。
 
 詰まらない国になったものです。
 
 京都大学准教授である中野剛志氏のこの二冊の本は、TPPと今後の日本のあるべき姿を思い描き考える際には是非とも読了が必要な論稿です。