ryukyutokyoのブログ:JAZZと哲学と…

DJ.PANK_kunryu (Dj.薫琉)です。東京ヴェルディと沖縄をこよなく愛する、酔っ払い🥴パンクスです。1955年3月新潟市生れ新潟高校ジョリー・チャップス、上智大探検部出身。40年間勤務した職場を大怪我、肝機能障害、糖尿病、過緊張症で退職しました。現在、アルバイトをしながら療養中です。ゴールデンカップス他GS、freeJAZZ、ムードコーラス歌謡

ローランド・カーク/溢れ出る涙 :「たくさんの楽器を同時に吹きこなすことが生きる糧」

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 古い話で申し訳ありませんが、東京オリンピックの招致は予想通りの失敗でした。

 ご承知のように実は私を含めた東京都民のみならず、大方の人が誰も東京なんぞにオリンピックが来るなどと思ってはいなかっでしょう。

 民族差別や女性差別、高齢者差別、ホームレス差別あるときは障害者、そして知的障害者差別の発言まで何の羞恥心もなく平然と吐く石原のような差別者が知事を務める都市が平和の祭典をアピールするなど笑止千万!

 都議会民主党や鳩山総理大臣の無責任な対応責任も含めて今後、石原の責任を徹底して追及するべきでしょう。

 招致資金の100億円は一体どうするつもりなのか?石原が「端がね」というならば即刻、返還しろ!と言いたい。

 100億円あれば、一体日本のどれだけの人間が救われるのか?マスコミにも猛省を促したい。鉦や太鼓のチャンチキ踊りに狂う大手マスコミは即刻解体すべきです。

 東京都民の貧困層を如何に救済するかにこそ使われなければならないカネです。

 どうせならば、「パラリンピックの単独招致」を訴えるという今後の対策を考えるべきでしょう。

 さて石原慎太郎に遠~い、ローランド・カークです。

 最近、「重力ピエロ」という伊坂幸太郎原作の映画を観ましたが、ローランド・カークに関するエピソードが出てきます。

 何でも原作には「ローランドカーク」って章があるそうで、(私は伊坂幸太郎が好きではないので、読んでません…)ローランドカークを聴いた主人公の父親が「この演奏しているのが盲目だと聞いて、俺には納得が行ったよ」というセリフがあるようです。

 映画にもこのようなエピソードがあったような気がしますが、なにかJAZZファンからするとウソ臭い気がします。

 そんなに簡単に理解できるほど浅くはありません。

 かつてはグロテスクJAZZなどと呼ばれていたカークですが、実は最も伝統的な、正統スタイルの継承者であり発展者であることは周知の事実です。

 「そんなことは解かっているよ」というJAZZの頑固者たちもこのアルバムには感心せざるを得ません。

 美しさ、黒っぽさ、希求心、技術、伝統、熱狂、超越、ストレート・アヘッドな演奏が息づいています。

 ローランド・カークは「私は黒人であるゆえに、たくさんの楽器をこなし、それを生きる糧にしてきた」と語っています。

 そしてそれを三つも四つも同時に口に加えて吹くというカークJAZZの真骨頂こそが彼の生き様に現れているのです。

 

☆☆☆☆:ROLAND KIRK/THE INFLATED TEAR ローランド・カーク/溢れ出る涙

オリジナル盤発売日: 1967/11/27
1. ブラック・アンド・クレイジー・ブルース
2. ラフ・フォー・ロリー
3. メニー・ブレッシングス
4. フィンガーズ・イン・ザ・ウィンド
5. 溢れ出る涙
6. クレオール・ラヴ・コール
7. ハンドフル・オブ・ファイヴス
8. フライ・バイ・ナイト
9. ラヴレヴリロキ


演奏 [ベース]: スティーヴ・ノヴォセル (STEVE NOVOSEL)
[クラリネット]: ローランド・カーク (ROLAND KIRK)
[ドラムス]: ジミー・ホップス (JIMMY HOPPS)
[イングリッシュ・ホルン]: ローランド・カーク (ROLAND KIRK)
[フルート]: ローランド・カーク (ROLAND KIRK)
[ピアノ]: ロン・バートン (RON BURTON)
[テナー・サックス]: ローランド・カーク (ROLAND KIRK)
[トロンボーン]: ディック・グリフィス (DICK GRIFFITH)
[STRITCH]: ローランド・カーク (ROLAND KIRK)
[MANZELLO]: ローランド・カーク (ROLAND KIRK)
[NOSE-FL]: ローランド・カーク (ROLAND KIRK)
[FLEXAFONE]: ローランド・カーク (ROLAND KIRK)