ryukyutokyoのブログ:JAZZと哲学と…

DJ.PANK_kunryu (Dj.薫琉)です。東京ヴェルディと沖縄をこよなく愛する、酔っ払い🥴パンクスです。1955年3月新潟市生れ新潟高校ジョリー・チャップス、上智大探検部出身。40年間勤務した職場を大怪我、肝機能障害、糖尿病、過緊張症で退職しました。現在、アルバイトをしながら療養中です。ゴールデンカップス他GS、freeJAZZ、ムードコーラス歌謡

ウッカリ聴衆~、チャッカリピアノ!!読売日本交響楽団定期コンサート“名曲シリーズ”小菅優を聴く~

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 寒くなると急激にダウナーになります。先週は三日ほど出張で新潟へ行ってきました。

 折を見て、墓参りも済ましたのですが、新潟の日本海はドンより空の下、暗く黒く荒れ狂っていました。

 そのさまは、如何にも勇壮果敢なのですが、この気候にどれくらいの人が適応できるのかが問題です…

 最近、余りお酒を飲んでいなかったので、新潟の二晩のお酒は効きました。勿論美味かったのですが、仕事とは言え、悪い方に働きました。

 体調はともかく、気分は最悪。昨日、サントリー・ホールに行くまで、駄目でしたね。

 今回の演目は以下の通り。

 第519回名曲シリーズ:指揮=下野 竜也 ピアノ=小菅 優
 《メンデルスゾーン生誕200年記念プログラムIV》

 ◆メンデルスゾーン
  ・交響曲第1番
  ・ピアノ協奏曲 第1番
  ・交響曲第5番宗教改革

 相変わらず、下野氏はメタボ~というよりは太りすぎ…先ずこの点を治さないとね!

 プログラムは玄人受けする内容ですが、メタボのお陰で?『交響曲第1番』はなかなか息が合いません。

 下野氏の指揮は第一曲目はいつもこんな感じ、ですね。

 しかし、小菅優の登場で“ガラリ”と雰囲気は変わり緊張感が高まります。

 コンサートマスターのデヴィッド・ノーランの面目躍如です。

 1993年よりヨーロッパ在住の小倉優は現在、日本全国をツアー中!詳しくは彼女のH・Pをどうぞ。
 http://www.yu-kosuge.com/index.html

 『ピアノ協奏曲 第1番』の演奏の中で、彼女のソロが頂点に達したとき、二階席の初老のご婦人がストーン!と傘を倒します。その音が、会場に響きます。

 次には一階席のこれまた、年配のオジサンが、ストーンとプログラムを落っことします。

 まだ足りず、私の近くの席のオジサンがガサゴソ、何やら音を立てました。

 もう~嫌や(何故か関西弁です)!まったくもう~という感じです。緊張の糸がプッツン!と大きな音を立てて千切れる気がします。

 なんとまあ~ウッカリ屋の聴衆たち!ウッカリ屋さんが多いですよね~

 ところが、涼やかな笑顔で、小菅優さんと、下野さんはそんな事はいとも簡単にクリアーします。

 何事もなかったというよりは、却ってそれをチャッカリ利用して、観衆・聴衆を彼女と彼の世界に引きずり込んで行ったのです。

 お見事!手ダレの技!遜所そこ等のオジサン、オバサンなど、すんなり微笑みながらのクリアーです。

 所謂、『年寄り転がし』闊達なる、熟成された技術とパワーです。

 いやはや、ビックリ致しました。その勢いと、空気感の中で、アンコールのメンデルスゾーン「無言歌集 Op38-6 デュエット」へと誘って(いざなって)行きました。

 読響もすっかりと息を吹き返し、“交響曲第5番宗教改革〉” へと怒涛の如く雪崩れ込みました。

 いやぁ~、一戸敦首席のフルート良いですねえ。井上俊次首席のバスーン最高です。

 山下首席、古賀光、篠崎卓美の三連トローンボーン、光ります。

 岡田首席のティンパニー輝きます。下野氏もこの手の曲は上手いですね。

 楽しみました。

 お陰様ですっかり気分も回復し、会場を後にすることができました。

 自宅には10時半に到着。風呂に入り、急いでNHKFMでキタヤマオサム氏を聴きます。

 ポール・マッカートニー特集です。早速、ガサゴソと起き出して、Amazon.co.jpで「RAM」「Band on the Run」「Red Rose Speedway」を注文しました。

 これで、一ヶ月は良い気分で過ごせます。

 まさしく北山修氏は最高の精神科医でした~。 


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