ryukyutokyoのブログ:JAZZと哲学と…

DJ.PANK_kunryu (Dj.薫琉)です。東京ヴェルディと沖縄をこよなく愛する、酔っ払い🥴パンクスです。1955年3月新潟市生れ新潟高校ジョリー・チャップス、上智大探検部出身。40年間勤務した職場を大怪我、肝機能障害、糖尿病、過緊張症で退職しました。現在、アルバイトをしながら療養中です。ゴールデンカップス他GS、freeJAZZ、ムードコーラス歌謡

荒削り!なハンマー・ピアノとアーシーなSAX:The World of Cecil Taylor

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 昨晩は、月一の通院日でした。

 血糖値とヘモグロビンA1Cの結果は93と6.2%。血糖値は兎も角もヘモグロビンA1Cはガックリです。

 だいぶ酒を抜き、6月は12日間、7月は16日間抜いた結果がコレ!6.2%から6.4%に上がっちゃいました。

 間食が悪かったのですね~。甘い物好きなものですから…

 さて、植草甚一ジャズ・エッセイ2のなかの「セシル・テイラーとキャンディドのセッション」の冒頭は次のような件で始まります…

 『ぼくみたいに糖尿病で不快指数がふえると、モダン・ジャズの鑑賞にも影響するのを発見したが、それでも新しいレコードや面白そうな洋書にぶつかると気持ちがよくなってくる。』だそうだ。

 J・J氏は酒は一滴も飲めないのに糖尿病だったらしい。不快指数がふえると言うことなので重かったのでしょうね。

 ナット・ヘントフという主張するJAZZの理解者が創設し、アッという間、9ヵ月で潰れてしまったCANDIDですが、この作品を世に送り出せたのは、当時、このレーベルくらいだったでしょう。これが定説ではあります。

 しかし、CANDIDのほかのプレーヤーの作品を聴いてみても、CANDID臭さというものが如実に現れています。

 ミンガス然り、ドン・エリス然り、フィル・ウッズ然り、クラーク・テリー然り。

 強烈なバップティズムを背景に反逆の焔をメラメラ燃やしながら、かつ主張とストレートする。そんな気がします。

 セシル・テイラー自身は音楽とパフォーマンス以外では主張や発言を表に出すことは滅多にありません。

 ですから、評価することはできても、評することは本当に難しいJAZZマンではあります。

 つまりは真正面から聴いて、何を感ずるのかでしょうね。

 しかし、その作品が発揮する、強烈な個性は聴くものに、その何かを感じさせずには於きません。

 Lazy Afternoonでは「インティメイトな情感を…」(植草)アーチー・シェップのレイジーなブルースをバックにソロで訴えかけ、叩きつけるような荒削りのハンマー・ピアノでエモーションを高揚させ、 Buell Neidlingerを加えた三位一体の統一へと導いていきます。

 つまりは、CANDIDの演奏家たちはレーベルのなかで、何を発見し、何を訴えていくのかが課題であったのに違いありません。



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