“なりやまあやぐ”宮古民謡の代表曲です。名曲です…

[砂川国夫 宮古民謡 なりやまあやぐ [1-4] 沖縄民謡]

＊以下は猪澤也寸志（いざわやすし）さん：の意訳です。
　　　http://blog.goo.ne.jp/miyakojima_goo　

　猪澤さんの意訳よ～く、できています。素晴らしいです。感動です。有難うございます。

　＊＊＊なりやまあやぐ＊＊＊

（１）サー　なりやまや　なりてぃぬなりやま
　　　　　夫よ　慣れた山　慣れ親しんだ山　

　　　すぅみやまや　すぅみてぃぬすみやま
　　　　　知り尽くした山　隅々まで知り尽くした山

　　　イラユマーン　サーヤヌ　すぅみてぃぬすみやま
　　　　　そうそう、身にも心にも染まりきった山

（２）なりやま　んみゃいすてぃ　なりぶりさます゜なしゅう
　　　　　夫よ、慣れ親しんだ山に参った時、油断なさらぬように。

　　　すぅみやまや　んみゃいすてぃ　すぅみぶりさます゜なしゅう
　　　　　知り尽くした山に参った時、油断なさらぬように

　　　イラユマーン　サーヤーヌ　すぅみぶり　さます゜なしゅう
　　　　　そうそう、甘く見てはなりません

（３）サー　ぬうまん　ぬうらば　たずなゆ　ゆるすなしゅう
　　　　　夫よ、馬に乗った時、手綱をゆるめぬように

　　　みやらびやーいき　くくるゆるすなしゅう
　　　　　美しい女の前では、心を許さぬように

　　　イラユマーン　サーヤヌ　くくるゆるすなしゅう
　　　　　そうそう、心を許してはなりません

（４）サー　ぬうまぬ　かぎさや　しるさどぅ　かぎさ
　　　　　馬で見た目の美しいのは　白馬が美しい

　　　みやらび　かぎさや　いるどぅ　かぎさ
　　　　　女で見た目の美しいのは　色白が美しい

　　　イラユマーン　サーヤーヌ　いるどぅ　かぎさ
　　　　　そうそう、見た目は色白が美しい

（５）サー　ぶりゆし　なんみゃ　あまいどぅ　ゆしず
　　　　　幾度にも寄せる波は　笑って寄せて来る

　　　ばんぶなりゃ　あまいどぅ　んかい
　　　　　妻は　いつも笑って迎えてくれる

　　　イラユマーン　サーヤーヌ　あまいどぅ　んかい
　　　　　そうそう、いついつ時でも　笑って迎えてくれる