黒い悲しみをJAZZに託して…Nina Simone:BALTIMORE「EVERYTHING MUST CHNGE」に秋深く涙する。
秋の夜長のJAZZ VOCAL、二枚目は、Nina SimoneのBALTIMOREです。
このアルバムはは978年の1月に発売されました。
特に、二曲目の彼女の弾き語り、「Everything Must Change 」 は泣かせます。まるで、咽び泣くようです。
この1曲だけでも購入する価値のあるアルバムです。
秋の夜長に色々と考えさせられます。
日本では吉田美奈子が1975年発表の「MINAKO」の1曲目で「移りゆくすべてに」と言う題名で唄っています。
こちらも泣かせます。
57年には初アルバム『Nina Simone』を録音。同アルバム中の「I Loves You Porgy」がヒット。ピアノ弾き語りスタイルのVOCAL活動を始めました。
人種差別主義者による教会爆破事件に抗議したのを切っ掛けに、1960年代の黒人公民権運動に積極的に参加するなど黒い意識を強烈に持ち始め、精力的な活動を開始しました。
それ故に取り組む楽曲やオリジナルもプロテスト色が強くなり、オスカー・ブラウンJr.と共に『ニーナ・シモン/禁断の木の実』を発表しました。
特に1966年RCA移籍後は徹底したアフリカ色に拘り、自己表現と自己の民族的なルーツに拘り続けました。
その後、ボブ・ディランやバート・バカラックのナンバーも歌うなどポップスへの関心も深め、78年にはマンハッタン・ジャズ・クインテットのピアニスト、デヴィッド・マシューズの編曲により『ボルチモア』を録音し再び注目を集めました。2003年4月21日、南フランスの自宅で亡くなりました。70歳でした。
このボルチモアにも「Balm In Gilead」 「If You Pray Right」とトラディショナル・ゴスペルナンバーを選曲しています。
エリック・ゲイルの ギターがファンキーです。
☆☆☆☆
1. Baltimore
2. Everything Must Change
3. The Family
4. My Father
5. Music For Lovers
6. Rich Girl
7. That's All I Want (From You)
8. Forget
9. Balm In Gilead
10. If You Pray Right
1. Baltimore
2. Everything Must Change
3. The Family
4. My Father
5. Music For Lovers
6. Rich Girl
7. That's All I Want (From You)
8. Forget
9. Balm In Gilead
10. If You Pray Right