東京の夕焼けには地方があった…
帰りの中央線から、右手に夕焼け。そして左手に半月を観た。
なぜか、久々の夕焼けを見た気がする。気がつかなかったのか…。
中央線から観た、東京の夕焼けには地方があった。地方の匂いがしたわけではない。
半月を観たのも、久々である。半月を観たのはいつだろうか。
忘れた。
半月という字すら忘れていた。半夏と言う言葉がある。意味がわからない。
でも、懐かしい。地方という言葉には懐かしさがある。
でも、私にはもはや地方という故郷はない。故郷も無い。
故郷はいらない。良い写真が見つからない…