60年代ジャズの地殻変動:トニー・ウィリアムス、ライフタイム『エマージェンシー!』
チト、飲みすぎかな。忠孝を飲み干す前にトニー・ウィリアムスのライフタイム『エマージェンシー!』をJBLで聴きます。
まさに、ジョン・マクラフリンのギターと二歳年上だったラリー・ヤングのオルガンは「エマジェンシー!」です。録音は1969年5月26日&28日のニューヨーク。
さてさて、1969年と言えばマイルスのBitches Brewが録音されたのが、
1969年8月19日から21日のニューヨーク。
トニーから電話を受けて、単身イギリスから渡米してきたジョン・マクラフリンは「エマジェンシー」の演奏参加・録音の後にはマイルスバンドのBitches Brewの録音に参加し、重要な役割を果たすことになります。
Bitches Brewのなかの「ジョン・マクラフリン」は、プロデュサーのテオ・マセロが「ビッチェズ・ブリュー」の一部を切り取り、独立させた楽曲です。
私はライフ・タイムを最後まで追及しましたが、このファーストアルバムは録音がイマイチとはいえ衝撃的でした。
しかし、発表当時1970年には日本ではBitches Brewの陰で余り評価されなかったのですよね。
私は当時、高1。同時代にLPを聴けて本当に良かった~。