ryukyutokyoのブログ:JAZZと哲学と…

DJ.PANK_kunryu (Dj.薫琉)です。東京ヴェルディと沖縄をこよなく愛する、酔っ払い🥴パンクスです。1955年3月新潟市生れ新潟高校ジョリー・チャップス、上智大探検部出身。40年間勤務した職場を大怪我、肝機能障害、糖尿病、過緊張症で退職しました。現在、アルバイトをしながら療養中です。ゴールデンカップス他GS、freeJAZZ、ムードコーラス歌謡

Dr.デニー・ザイトリン: DENNY ZEITLIN / LIVE AT THE TRIDENT ・まだこのアルバムを紹介していませんでしたっけ!?お医者JAZZ???身体に良いですよ~

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 最近、お医者さんの本を何冊か読んでいます。

 「断食療法」の石原結實さんや、免疫学者の安保徹さんの本です。代表作は多々ありますが、原点はお二人の共著である「病気が逃げ出す生き方」(講談社)ですね。

 私のバイブルである高柳和江さんの「死に方のコツ」「続・死に方のコツ」程のインパクトがありました。石原結實さんや、安保徹さんの本を読むと目から鱗…、もしかしたら人生観が変わるかもしれませんよ。

 影響されやすい私としては最近ではめっきり健康志向どころか健康になってきました。バカですねェ~ハ・ハ・ハ~

 ところでジャズ・ピアニスト、デニー・ザイトリン率いるトリオの1965年に録音されたライブアルバム「 DENNY ZEITLIN / LIVE AT THE TRIDENT」を紹介するのを忘れていたようです。

私が精神科医でもあるジャズ・ピアニスト、デニー・ザイトリンを知ったのは正確には1971年の1月でした。丁度このアルバムがCBSソニーから発売されたときです。

 彼の顔が、何故かビル・ディクソンとダブってしまったのです。何故か解かりませんが…

 その頃にはデニー・ザイトリンはもはや「カセクシス」と「カーニバル」というアルバムを出していたのですが、私はこのアルバムが最初です。

 Dr.デニー・ザイトリンは当時26歳のお医者さんですが、その職業が直接彼のJAZZプレイに反影している訳ではないでしょう。

 それは学究的ではない、理屈っぽくない、という意味に於いてです。

 彼のトリオは実にハート・ウオーミングで素晴らしくスイングします。

 またブルース・スイングのタッチも的確です。

 しかし、彼の思考方法や思考過程が聴くものに届くような…。

 彼の思索の結論は彼のプレイや曲作りに直裁的に宿っていると考えることができる演奏です。

 スリリングであるにもかかわらず、実にメロ・ラインの正確さと機微・微妙なアドリブの変化のバランスがとれている、正に平衡感覚に優れるトリオ演奏なのです。

 所謂、不安定感を廃しているのです

 我々の身体のバランスも精神のバランスの斯く在れ、と考えます。

 伊福部昭の師としても知られる作曲家、アレクサンドル・チェレプニンに学んだ影響か、端々に近代・現代音楽の響きも感じさせるセンシティブな演奏も淡々と聴かせてくれます。

 チャーリー・ヘイデンのベースもなかなか凄みがありますし、ロンリー・ウーマンも圧巻です。

 彼は晩年、Windham Hillで活躍しますが、このアルバムは決して健康志向??のJAZZではありません。

 しかし、何故か不思議と、彼のピアノ演奏を聞いてると、気分が落ちつくのですよね。身体と精神のバランスがとれたJAZZですかね~。

 まだ (株)バンダレコード web店 などで手に入ります!!

(曲 目)

1. イントロダクション・セント・トーマス
2. キャロルズ・ワルツ
3. スパー・オブ・ザ・モーメント
4. ホエア・ダズ・イット・リード
5. ロンリー・ウーマン
6. マイ・シャイニング・アワー
7. クワイエット・ナウ
8. アット・シクセス・アンド・セヴンス
9. ホワット・イズ・ディス・シング・コールド・ラヴ
:オリジナル盤発売日: 1965/3/22


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